181127セブンルールから学んだこと
今回の主人公…斎藤瑠璃子さん
西明寺栗農家である。
絵を描くことがすきで、東京の美術大学へ進学する。
一度、東京で就職するも、父が体調を崩したことから秋田へUターンした。
その直後、父は雪崩事故に巻き込まれて亡くなってしまった。
父の残した西明寺栗林と畑を母と二人三脚でやって行くことになるが、右も左もわからない状態になる。
近所のおじいさんおばあさんに助けられながら農家を続けてこられたという。
斎藤さんのセブンルール
①栗拾いは振り向かない
②午前10時と午後3時はおやつタイム
③仕事中は母と離れる
④料理は余計なことをしない
⑤お客さんに直接会いに行く
⑥月に一回は千恵子姉ちゃんと深夜まで呑む
⑦おじいさんおばあさんに恩を返す
僕の生活には馴染みのない栗農家。
そこで働く斎藤さんの働き方は、人の繋がりを感じさせてくれる優しい働き方のように感じた。
強くそう感じたのは、②⑤⑦だろう。
②午前10時と午後3時はおやつタイム
父の時からのルールで、仲が良くなれば相手の配慮や癖に気づきやすくなる
⑤お客さんに直接会いに行く
月に一度のイベントに出店すること。
出店での儲けはなく、東京に家から送る方が儲かる。
だが、お客さんの反応がどうか、どんなお客さんが興味持ってくれるのかをまず見に行くことを大切にしている。
東京の販売店にも年に一度出向き、自ら店頭にたちお客さんとの会話を楽しむ。
それが、喜んでくれたと思い出して今年も植えようと思うのだ。
儲けが出ることよりもお客さんと直接交流することを大切にする。
遠方で買ってくれるお客さんと直接会って話をする。
この2点は、売り手の農家として、買い手のお客さんとの直接の繋がりを大事にしてることがわかる。
あくまでも人へ売っていることを忘れていない証拠なのだと感じる。
⑦おじいさんおばあさんに恩を返す
父が残した畑などがダメにしそうになった時、助けてくれたのは近所のおじいさんおばあさんだった。
斎藤さんは行く先々でたくさんのおじいさんおばあさんに声をかけるし、かけられる。
「若者を呼び込もう」という世の中だが、その地で過ごす人たちが快適に暮らしていけないとダメだと思っている。
今まで助けてもらった分、今度はみんなに頼られるような役に立つ人間でありたい。
ここにとって斎藤瑠璃子さんは、周りみんなの家族のような印象だった。
周りの人が認める働き者で元気者としての存在は、今となっては欠かせないものだと感じた。
人が1人で働くことが可能な世の中で、こんなにも人々が集い関わる働き方は暖かさを感じた。
そういった働き方でも、個々の生きるかところがある。それが③だろう。
③仕事中は母と離れる
農業は人によってやり方が千差万別な世界。
一緒になって同じことをするよりも、別々の担当を受け持ってする方が仕事の効率が上がる。
それから、やり方の違いなどから生じるストレスも減らすことができる。
栗農家の名言かと思ったのは①だ。
①栗拾いは振り向かない
栗は人のタイミングでは落ちてこない。
決めたルートを通る最中でも、後ろに落ちることがある。
新しく落ちた栗を追って戻ってしまうとルートを見失ってしまう。
なので、一度決めたルートはずれないように振り向かないのだ。
人生論にまで持ち上がりそうな言葉だと思った。目先の欲を満たそうとすると、本来の目的や目標を見失ってしまうと言わんばかりだ。
最後に
人と直接関わる働き方や地域と自分のあり方などを感じる回だったと振り返ります。
人の働き方も様々あるけども、人に何かを買ってもらっていることを再認識した。
サービスだろうが、野菜だろうが、雑貨だろうが、買い手は人なのだと。
では、また!