タバコ休めみたいな道中

休んでいる間も命を削るのはまるでタバコのよう

僕の母

まずはじめに、

母は自分勝手に離婚してました。

 

高校2年生の時、急に家を出て行きました。

 

携帯に連絡は時たまくるので、父と喧嘩してからの別居だろうと思っていました。


離婚がわかったのは大学生の奨学金を申し込む時でした。


"父子家庭"にマークするように父から言われた時、初めて離婚の事実を知ったのでした。


「晩年離婚」の波が僕の家庭にも来たとわかった瞬間です。

 

それから月日は流れ、

僕が大学2年生になった時のことです。


学校に行ってないことが、勝手に部屋を漁って出てきた成績表で母にバレました。


もしものためにと合鍵を渡していたことを後悔したような気がします。


そして、
朝に起きることができなかった僕を起こして学校に行かせるべく、下宿先に寝泊まりするようになりました。


まあ、ここまでは過剰に子供の面倒を見る過保護な母です。


小さい頃からなので特に思うことはありませんでした。

 

この後、母のおかげか留年の危機を回避できました。

 

この時点で2ヶ月目の同居です。

 

なんとか迎えた夏休み。


母はまだ部屋にいました。

 

理由は色々聞きましたが、自分で部屋を借りるとお金がかかるからだと解釈しました。

 

あれ、ただの居候ではないか。


仕送りだけで賄う僕の生活費のうち、光熱費の増えた分だけ渡してくれます。

 

あれ、僕より快適に長い時間過ごす部屋代は?

 

部屋の間取りは1K。
僕の居場所はキッチン。

 

まあ、母がいることで部屋から出ようとするので活発な夏休みを強制的に過ごすことができました。

 

そろそろ後期が始まる頃に、朝起きる練習をしてました。

 

その姿を見せることで、母は安心して、部屋を出ていくと思っていたからです。

 

その頃母は、自分が過ごしやすいように模様替えを始めました。

 

ここで3ヶ月目の同居です。

 

朝の起きることも、学校に行くことも苦ではなくなりました。

 

母の手を借りることはもうないのです。

 

その頃の母はと言うと、

掃除、洗濯、料理を日中していることを自慢げに話すようになりました。

 

さて、
下宿をしていて、学校をサボりがちの人に、僕からアドバイスをしたいです。

 

学校に行かせることを理由に子供の下宿先に居候する親がいます。

 

これが嫌ならきちんと学校行ってください。

 

3ヶ月間も母とワンルーム共同生活を送った大学生からの警告でした。