多留年の果てに
自分が学生であることに希望も絶望も飲み込んだ3年目、つまりは大学6年目の夏。
相変わらず優しい友人の連絡で久しぶりの再会を果たしたのだが、自分だけが取り残されている感覚を会話のあちこちで実感した。
すでにバリバリの仕事人間に仕上がった友人を通してみる自分自身は、ずれ込んだ期間分もそのまま学生だった。
歳を重ねただけのやつ
数少ない心に刺さる言葉を友人はあえて言わなかったようだが、脳裏に浮かんでくる。
もし、このままの自分で居続けたのならこの関係を終わらせてしまうのではないか。
どんなに恥ずかしい人生を送ったとしても笑ってくれる友人が居なければ、ひとりで滑稽だと思うしかない。
きっかけはなんだっていい、行動するんだ。
そんな言葉をかけてくれた気がする。
お前はいいやつだ、だから気にかける。
優しい言葉をかけてくれる。
今年こそはと意気込む自分は何度目だろう。
友人に気をつかわせ続ける自分が嫌いになる。
なら、どうするか。
現状を友人と笑い話に出来るような未来を掴み取るしかないだろう。
ここ数日の感情を忘れないために、久しぶりの投稿で記録しよう。