タバコ休めみたいな道中

休んでいる間も命を削るのはまるでタバコのよう

悩みも経験、大事な強み Day 8

23年間も生きていると、人は大抵色んなジャンルの悩みを持っているもの。そして、その悩みとの向き合い方は千差万別。みんな違ってみんないい。

 

悩みを持つこと自体は自然なことで、自分に限った異例な事態でもない。なんなら悩めるから自分だけの考えを見つけ出そうとするし、その行為自体に意味がある。悩みのきっかけも、悩みに対するアプローチもそれぞれ違う。

 

せっかく人生削って悩むのなら、自分だけの答えをしぼり出して、強みにしちゃえばいい。せっかく強みにつながるものを悩んで、溜め込むだけじゃもったいない。

 

自分で解決出来ないなら、誰かの視点や言葉を借りてとりあえず答え(仮)を作っちゃえ。家族でも友人でも偉人でも物語の主人公でも。自分の悩みに近い表現を借りて、そこから練り直せばいい。今でこそググればいい。

 

最近新しく、正解のない悩みの種をもらったドラマがある。

 

『僕らは奇跡でできている』をAmazonのprime videoで一気見した。作品全体にふと考えさせられる場面が多いこと。正解がない疑問にいかに納得出来る答えを導けるか。時間のある大学生には是非観ていただきたい。

 

その中でもずっと心に残っているセリフがあって、焼肉屋で歯医者さんと偶然出会すシーン。(エピソード2なので、割と序盤だった。)

 

「僕は人となかなか仲良くなれませんから。」

 

「でも、1番仲良くなりたかった人と仲良くなれたから、それでいいんです。」

 

誰なんだろう、そんなに多くない登場人物に昔からの付き合いがある人いたっけな。

 

そのシーンでは、歯医者さんとのやり取りの後、少し間が空いて、

 

「僕です。昔の僕は、僕が大嫌いで毎日泣いていました。」

 

と、終わっていく。

 

いつ、どうやって好きになれたんだろ。てか、好きってどれくらいの好きなんだろ。わっかんないなー。

 

答えは出てたから、なんとなく「なるほど。」とはなる。けど、自分ごとに置き換えてみてもなんだか実感がわかない。今まで自分の嫌いなところとかは考えてきたけど、そもそも「自分を好きになる」って考え方はしたことがなかった。

 

そりゃ、ピンと来ないわけだな。

 

作品を通して、登場人の心境が変化していく様子とも見比べながら、「自分が自分を好きになる」って僕にとってはどういうことなんだろう。そう考えるにあたって、自分ってどんな人なのか思い返してみないといけなかった。

 

僕が思う自分って

 

嘘がつけなくて

人に強く言えくて

親には丸め込まれてて

指示されると反抗的で

物事に飽きっぽくて

心配症で嫉妬深くて

お金遣いが荒っぽくて

食への関心が極端で

体を動かすのは好きで

人とおしゃべりするのが好きで

今でも元カノが大好きで

読書が好きになって

ダラダラするのも好きで

アニメや映画も好きで

タバコの匂いが好きで…

 

意外と考えれば考えるほど、語りきれない自分がいるんだなって思えてきた。こんなにたくさんの要素の集まった自分を好きになれたら、楽しいのかも知れない。楽天的にそう思う自分には単純すぎないかと嫌気がさすけども、実際好きになりたいと心のどこかで思っているのかも知れない。

 

自分を嫌いだと否定的になるのは簡単で、好きだと肯定的になるのは案外難しい。

 

他人の好き嫌いに振り回されて疲れるより自分が自分を好きならいいと割り切れる方が楽しいんじゃないか。

 

やっぱり「自分を好きになる」実感がつかめない。だから僕は今、生活の基準にどれだけ自分を持ってこれるかを考えてる。今まで他人を気にかけすぎて振り回され、自分を見失ってまで誰かのために動くことにうんざりしてるから。

 

だからって、誰かのために動ける自分を辞めたいとは思わない。多分やめられない。ならせめて、自分が崩れないのはどの程度なのか把握するに限る。

 

とにかく自分のことをもっと知っていこう。そして、気づいたら自分を好きになってたってオチの方が僕らしい。