タバコ休めみたいな道中

休んでいる間も命を削るのはまるでタバコのよう

興奮と普通、たまに不安 Day 4

今日久しぶり校内で保健室の先生とすれ違った。

 

休学する前、復学した直後、そして今日。

 

僕の変化を遠くで観てくれていた人のひとり。

 

そんな人に僕は、自分の言葉で自分のことを話せるようになっていた。

 

今日1番の驚きだったかもしれない。

 

 

そして、保健室の先生は

 

「今の笑顔は本当に素敵だよ!」って

 

お世辞だとしても、真っ直ぐに受け止めて、すごく嬉しかった。

 

以前のように愛想笑いが上手く出来ない実感ばかりで、「これが本当の自分なのか、さえないやつだな」って考えることもあった。

 

けど、今の笑顔は愛想笑いではない。それだけで僕は満足している。偽りのない笑顔ってすごく楽なんだなって。

 

それから、盲目的に当たり前と思っていた普通が、改めて普通に出来る日常を過ごしている。

 

簡単に言えば、「適当に欲があって、その欲を叶えるために何が出来るか考えて、実際にやってみること」かな。

 

一度でも「何もしたくない」状態に陥った人ならわかって頂けるだろう。

 

「好きなことを好きなように、とりあえずやってみること」っていうのが、いかに普通であって普通じゃないのか。

 

まず好きなこと、したいことが簡単に見当たらない。「何もしたくない」ってところに落ち着いてしまう。

 

こうなると僕の普通はどんどん「何もしない」に変わっていく。

 

好きなことは何もしないこと、

したいことは何もしないこと、

やりたいことは何もしないこと。

 

けど、小さい頃には、ちゃんとしたいことがあって、失敗したりしながら、楽しくやっていた時期があるから

 

「何もしない」という普通は、自分が無価値のように思えてしまってしょうがなくなる。

 

僕は休学という時間を使って「無価値な普通」もちゃんと「自分にとって普通」だと受け入れられるようになった。

 

本当に3日くらい何もしない。寝ると食べるを繰り返すだけ。すると、急に何かしたくなってくる。

 

そして「何かしたい」っていう普通を受け入れられるように、今度は「何なら出来るか」って考えるようになった。そらから、頭に浮かんだものをとりあえずやってみる。

 

早寝早起きしてみたり、ショートスリーパーになったり、散歩したり、バナナ食べまくったり、筋トレしたり、アニメ観たり、読書したり、バイトしてみたり。

 

初動が楽なものを手当たり次第やってみると、これまた急にだけど、派生的に気になるものを発見出来た。

 

そこからは「気になる→どうやったら出来るか考える→やってみる→実際どうだった?」をひたすらに回していく。

 

途中飽きちゃうものは振り返らずに、回し続けてみて、今では読書と散歩は素直にしたいと思うようになって、趣味と言えるほどこだわりを持つことも出来た。

 

「普通じゃない普通」から離れたから、

「普通じゃない普通」を今では普通に出来る。

 

だから、休学前以上に興奮した日常を送っている。ワクワクが止まらない状況が継続的に叶ってる。

 

なんたって、したいことをしてるんだから。

 

それでもしたくないこともあるし、したいことばかりやってて良いのかって不安になる。

 

だけど、頭の中では不安と興奮はほぼニアリーイコールな反応らしい。

 

「興奮していることには変わりねぇ!」

 

「したくないことの期限が迫ってくるけど、興奮しながらやってる俺すげぇ…。」

 

かなりポジティブに、そして冷静に、かなり前倒しで終わらせて、もっとしたいことをしよう。

 

無限にわいてくるしたくないことに、今のところ上手く付き合えている。なったって、したいことを邪魔されたくないからね。

 

「自分の欲」と向き合って、前向きになれるとは思ってなかった。欲との付き合い方が変わったとも言えるのかな。今は欲があるから生きていられる。そんな気がする。