タバコ休めみたいな道中

休んでいる間も命を削るのはまるでタバコのよう

世界に混じる事と目立つ事

ここで使う「世界」は宇宙とか地球とかスカールのでかい意味ではなくて、目に見える身近なもの。

 

本屋から出て人の流れに乗って僕は街の流れに混じっていた。ついさっきまで本屋にいる客から、街を移動する流れに溶け込むことは特に疑うこともない普通のこと。

 

自然と身につけた世界への混じり方。

 

そんな人混みの中でも自分が好きなブランドを身につけている人、ちょっと好みの異性、憧れるような容姿の人は目立って見える。

 

僕の見える世界では混じる事と目立つ事を無意識に繰り返しているのだろう。

 

これから新しい環境に飛び込むことが世の中の区切りで求められる時、僕はまた世界への混じり方を無意識に身につけるのかと思うと

 

人生っていかに目の前の世界と上手く混じる事なんじゃないかと思ってしまう。

 

それなのに無意識に混じってたはずの世界から目立って初めて周りから評価されたり、注目されたりする。

 

人間とはちょっとした矛盾のような生き物だ。

 

目立たないことを良しとして社会はあるのに、そんな社会では周りとの差を渇望の眼差しをおくる人がいる。

 

時代が昔だろうが、今だろうが、人の心なんていつまでも周りと違う自分を求めながら社会に混ざろうとしてるのだろう。

 

なら、自分が周りから何か言われるのは社会と混じってないから早く一緒に混じろうやって、同一色にしたいんだ、目立つと危ないよって言いたいんだろう。

 

はみ出して目立つ人をどうにかして、世界に混じらせてあげたい他人のおせっかいだってことかな。